feets blog

アントワープからの使者

かなり寒くなってきましたね。 軽快なステップで暖を取る、小坂です。 23AW Howlin'のデリバリーが、ベルギーから到着致しました。 そもそもHowlin'(ハウリン)ってどんなブランド? ということでざっと説明していきましょう。 Howlin'はベルギーはアントワープに拠点を置くニットウェアブランドです。 ベルギーで1980年代に始まった「ニュービート」というエレクトロニックミュージックのジャンルからデザインのインスピレーションを得ているブランドです。 その為、Howlin'の作るアイテムはポップでキュートなモノばかり。 生産は、主にベルギー、スコットランド、アイルランドで行われています。 彼らが心掛けていることは、職人による手工芸を守ること、そして現代のスピード重視の風潮や機械化を求める社会においてゆっくりと作業を進めることによる丁寧なものづくり、大切にされているブランドです。 彼らはそれを「小さなレコード会社が、解説文付きで、お手製のスタンプが押された7インチレコードを作るように。」と例えています。 良い表現ですね…。 やはり伝統のある工場さんの為、Howlin'らしいユニークなデザインのものを提案すると、最初は怪訝な顔をされたそうですが、今は喜んで作ってくれるそうです。 伝統と新しいカルチャーの融合が非常に良い塩梅となっていて、手作業という点においてHowlin'のプロダクトからはどこか温もりを感じるのです。 またHowlin'の… おっと。 長くなってしまいそうなので、そんなHowlin'のアイテムをざっと紹介していきましょう。 まず最初に "Best Walrus In Town" セイウチが氷山の上に佇んでいるニット。 直訳すると、「町で一番のセイウチ」(笑) ちょっと焦点が合ってないマヌケな表情が愛くるしいですね。 アウターの隙間からセイウチがチラッと見えるのも想像するだけで良いですね。 お色は"Blue"と"Grey"の2色ございます。 つぎに "Taste...

アントワープからの使者

かなり寒くなってきましたね。 軽快なステップで暖を取る、小坂です。 23AW Howlin'のデリバリーが、ベルギーから到着致しました。 そもそもHowlin'(ハウリン)ってどんなブランド? ということでざっと説明していきましょう。 Howlin'はベルギーはアントワープに拠点を置くニットウェアブランドです。 ベルギーで1980年代に始まった「ニュービート」というエレクトロニックミュージックのジャンルからデザインのインスピレーションを得ているブランドです。 その為、Howlin'の作るアイテムはポップでキュートなモノばかり。 生産は、主にベルギー、スコットランド、アイルランドで行われています。 彼らが心掛けていることは、職人による手工芸を守ること、そして現代のスピード重視の風潮や機械化を求める社会においてゆっくりと作業を進めることによる丁寧なものづくり、大切にされているブランドです。 彼らはそれを「小さなレコード会社が、解説文付きで、お手製のスタンプが押された7インチレコードを作るように。」と例えています。 良い表現ですね…。 やはり伝統のある工場さんの為、Howlin'らしいユニークなデザインのものを提案すると、最初は怪訝な顔をされたそうですが、今は喜んで作ってくれるそうです。 伝統と新しいカルチャーの融合が非常に良い塩梅となっていて、手作業という点においてHowlin'のプロダクトからはどこか温もりを感じるのです。 またHowlin'の… おっと。 長くなってしまいそうなので、そんなHowlin'のアイテムをざっと紹介していきましょう。 まず最初に "Best Walrus In Town" セイウチが氷山の上に佇んでいるニット。 直訳すると、「町で一番のセイウチ」(笑) ちょっと焦点が合ってないマヌケな表情が愛くるしいですね。 アウターの隙間からセイウチがチラッと見えるのも想像するだけで良いですね。 お色は"Blue"と"Grey"の2色ございます。 つぎに "Taste...

普遍的な美

心地良い風、秋、最高です。コーヒーもお酒も美味しい、そんな季節です。小坂です。さて、今年もアルペンの時期がやって参りました。 生地、縫製など、全ての生産工程をフランスで完結させる拘り抜いた”MADE IN FRANCE”の洋服。 あくまで販売する身ですが、服を消費する立場としても、生産国に拘りすぎるのも近年はあまりよろしくない事かとは思いますが、やはり高揚感を覚えてしまいます。 フランス人のローランとマークの従兄弟2人が作る洋服は、まさにフランスの日常着、"リアル・クローズ"。 これを書いている約2ヶ月前、マークがfeetsに来てくれて、1時間程お話をしました。 ローランもマークも古着やヴィンテージクロージングが好きな方で、少し余計で、考え尽くされていないようなデザインが好きとのことでした。 良い意味でデザインが削ぎ落とされ過ぎていない服に、魅力を感じるのです。そこに自分の色を如何に足すかを考えるのが非常に楽しいのです。ざっとアイテムのご紹介をしましょう。 こちらは"LOFT V"フランスでは盛んなセーリングのウェアをデザインベースに。PRIMALOFTという人工羽毛を使用。1980年代初頭、スペースシャトルの断熱材を製造していたアメリカのALBANY社という会社に、アメリカ国軍が依頼を出し、開発した超微細なマイクロファイバー素材です。なんとこの素材、洗えます。←(ここ重要)洗えるアウターです。 袖付きの"LOFT J"結構印象変わりますね、こちらも格好良い。 "CONTOUR"程よい肉感のモヘアとウール。軽くてしっかり暖かい。ポケットの形も良いです。 "PLANO"メリノウールを使用した畦編みニット。ガッシリとしながらも、伸縮性がある為、軽やかな着心地。 "DYCE"裾のロールが愛くるしいニット。メリノウールをロールさせ、カットソーのようなシルエットに。小坂も微笑んでしまいますね。ARPENTEURのニットは毛玉が出来ないそうです!(前バイヤーの証言)僕も買って試そうかなあと思っております、、、。。普遍的って美しい。サイズ、色欠け、早くも出てきております。3連休ということで是非、祐天寺に遊びに来てください。「普遍的な美」

普遍的な美

心地良い風、秋、最高です。コーヒーもお酒も美味しい、そんな季節です。小坂です。さて、今年もアルペンの時期がやって参りました。 生地、縫製など、全ての生産工程をフランスで完結させる拘り抜いた”MADE IN FRANCE”の洋服。 あくまで販売する身ですが、服を消費する立場としても、生産国に拘りすぎるのも近年はあまりよろしくない事かとは思いますが、やはり高揚感を覚えてしまいます。 フランス人のローランとマークの従兄弟2人が作る洋服は、まさにフランスの日常着、"リアル・クローズ"。 これを書いている約2ヶ月前、マークがfeetsに来てくれて、1時間程お話をしました。 ローランもマークも古着やヴィンテージクロージングが好きな方で、少し余計で、考え尽くされていないようなデザインが好きとのことでした。 良い意味でデザインが削ぎ落とされ過ぎていない服に、魅力を感じるのです。そこに自分の色を如何に足すかを考えるのが非常に楽しいのです。ざっとアイテムのご紹介をしましょう。 こちらは"LOFT V"フランスでは盛んなセーリングのウェアをデザインベースに。PRIMALOFTという人工羽毛を使用。1980年代初頭、スペースシャトルの断熱材を製造していたアメリカのALBANY社という会社に、アメリカ国軍が依頼を出し、開発した超微細なマイクロファイバー素材です。なんとこの素材、洗えます。←(ここ重要)洗えるアウターです。 袖付きの"LOFT J"結構印象変わりますね、こちらも格好良い。 "CONTOUR"程よい肉感のモヘアとウール。軽くてしっかり暖かい。ポケットの形も良いです。 "PLANO"メリノウールを使用した畦編みニット。ガッシリとしながらも、伸縮性がある為、軽やかな着心地。 "DYCE"裾のロールが愛くるしいニット。メリノウールをロールさせ、カットソーのようなシルエットに。小坂も微笑んでしまいますね。ARPENTEURのニットは毛玉が出来ないそうです!(前バイヤーの証言)僕も買って試そうかなあと思っております、、、。。普遍的って美しい。サイズ、色欠け、早くも出てきております。3連休ということで是非、祐天寺に遊びに来てください。「普遍的な美」

ONEKILNのお話

ONEKILNのお話

こんにちはfeets志村です。ONEKILNから待望の食器が届きました。僕自身ONELKILNは大好きなブランドの一つで実際に鹿児島のアトリエまでお邪魔させていただきました。その時のエピソードも交えながらお話しさせていただこうと思います。僕が初めて訪れたのは3年前の秋でした。鹿児島はモノづくりが盛んで木工、インテリア、陶器など多岐に渡り作家さんが鹿児島を拠点に活動されています。僕の訪れた時期は丁度「ASH Design & Craft Fair」というイベントを鹿児島で開催されており、作家さんの工房を見学できたり、ものづくり体験ができたりと自分にとっては非常にワクワクする内容で、その中の一つにONEKILNさんが参加されてました。お店でONEKILNさんをお取り扱いさせていただいていたこともあり訪れたら必ず工房に行きたいと思っていました。 東京から飛行機で約2時間、生まれて初めての鹿児島でした。10月頃でしたがまだ暖かくコートを着てきたのを少し後悔しながら早速レンタカーでONEKILNさんの工房へ向かいました。車で海沿いを進むと目の前に巨大な桜島が。街の人に伺ったところ丁度2日前に噴火したとのことで街には微粒な灰が漂っているとのことでした。車を降り僕は一眼カメラを肩掛けして散歩していると見知らぬ女性に「カメラは中にしまわないと危ないよ」と教えていただきました。精密機器の中に灰が入り込んで故障してしまうことがあることを後で知りました。。 鹿児島の人からしたら観光客丸出しだったのかなと思い少し恥ずかしくなりました。坂登っていくとONEKILNさんの工房が見えてきました。桜島と街が一望でき感動したのを覚えています。工房は僕が訪れた時は城戸さんを含めた3名で制作されていたと記憶しています。 工房には素焼きの状態のお皿がズラーっとならんでいました。職人の方がその素焼きの皿を一枚一枚釉薬に皿をザブんと一度潜らせてその後丁寧にムラがないよう筆で仕上げていきます。興味津々で作業を見させていただいていると作家の城戸さんが「釜見てみますか?」とお声がけくださいました。お皿は基本的に2度焼きます。まず土を練り鋳型で形を決めそこから素焼きを700~800°cで。その後「釉薬」というガラス質の薬を表面に塗り今度は1200~1300°cで焼き上げます。そうすることで光沢が生まれ水を弾き汚れなどが付きづらくなります。またこの釉薬は焼き加減などで変化し鮮やかな発色をするものもあります。これが焼き物の醍醐味でもあるわけです。   ONEKILNには大きく分けて2つのコレクションがあります。1つはCALTIVATEシリーズこれは今ではなかなか見ることのなくなった地元の土だけを使って作るというアプローチで作られているものです。お皿の裏にはどこで土を採取したかを示す緯度と軽度が記されています。昔焼き物は家の近くの土を使うスタイルが主流だったらしいのですがいい土はなかなか取れなくなり今ではその土地のものだけを使って焼かれる陶芸家さんは少ないそうです。ややピンクがかった土は温かみがあり鹿児島の豊かな大地をストレートに感じることができます。僕が訪れた時にはちょうど掘ってきた土と水をブレンドし粘土のようにしれている最中のものを見せてくださいました。たくさんのバケツには自らトラックで運んだ土がパンパンに入っていたのが非常に印象的でした。 もう一つのコレクションが「ASH」シリーズです。こちらは火山灰を釉薬に混ぜ焼き上げたものです。先ほどお話ししたように火山灰は鹿児島の方々にとっては少々厄介な存在であり市内のゴミ捨て場には火山灰回収専用BOXが設置されるなどしれているほどです。洗濯物は噴火したら干せないですし、車のボンネットに灰が積もることもあるそうです。ただこの灰を城戸さんはどうにか使えないかと試行錯誤を重ね、絶妙な配合でブレンドすることで今の質感に辿り着いたそうです。ネガティブだったものをその性質を活かしながらプロダクトという形で昇華されている姿勢には尊敬しかありません。このASHは食洗機も電子レンジも使えて日々の食卓で大活躍してくれます。もちろん僕もASHシリーズのマグカップを毎日使っている1人なのですがこちらは素材がセラミックなので保温性に優れており朝コーヒーを飲むのにピッタリなんですよね。また使い込むことでマットなグレーの質感からだんだんと真鍮のような鈍いゴールドのような質感に変化していきます。城戸さんのアトリエにあったこのランプシェードもASHシリーズなのですが10年近く使われたものらしいです。ここまで僕も育てたい…と思いついつい購入してしまいました。城戸さんの作るモノは作家性とプロダクトのちょうど間のような雰囲気でしてデザインにエゴのようなものは無く、あくまで使いやすさ重視で無駄のないシンプルなデザイン。あえてデザインされていないことで素材の良さに自然に目が行き、その佇まいはやはりテーブルでも存在感を放ちます。今回はfeetsにはASHシリーズがメインで入荷いたしました。みんなで育てませんか?皆さんの育てたONEKILN見てみたいです。オンラインにも掲載済みです。こちらからコレクションをご覧いただけます。

ONEKILNのお話

こんにちはfeets志村です。ONEKILNから待望の食器が届きました。僕自身ONELKILNは大好きなブランドの一つで実際に鹿児島のアトリエまでお邪魔させていただきました。その時のエピソードも交えながらお話しさせていただこうと思います。僕が初めて訪れたのは3年前の秋でした。鹿児島はモノづくりが盛んで木工、インテリア、陶器など多岐に渡り作家さんが鹿児島を拠点に活動されています。僕の訪れた時期は丁度「ASH Design & Craft Fair」というイベントを鹿児島で開催されており、作家さんの工房を見学できたり、ものづくり体験ができたりと自分にとっては非常にワクワクする内容で、その中の一つにONEKILNさんが参加されてました。お店でONEKILNさんをお取り扱いさせていただいていたこともあり訪れたら必ず工房に行きたいと思っていました。 東京から飛行機で約2時間、生まれて初めての鹿児島でした。10月頃でしたがまだ暖かくコートを着てきたのを少し後悔しながら早速レンタカーでONEKILNさんの工房へ向かいました。車で海沿いを進むと目の前に巨大な桜島が。街の人に伺ったところ丁度2日前に噴火したとのことで街には微粒な灰が漂っているとのことでした。車を降り僕は一眼カメラを肩掛けして散歩していると見知らぬ女性に「カメラは中にしまわないと危ないよ」と教えていただきました。精密機器の中に灰が入り込んで故障してしまうことがあることを後で知りました。。 鹿児島の人からしたら観光客丸出しだったのかなと思い少し恥ずかしくなりました。坂登っていくとONEKILNさんの工房が見えてきました。桜島と街が一望でき感動したのを覚えています。工房は僕が訪れた時は城戸さんを含めた3名で制作されていたと記憶しています。 工房には素焼きの状態のお皿がズラーっとならんでいました。職人の方がその素焼きの皿を一枚一枚釉薬に皿をザブんと一度潜らせてその後丁寧にムラがないよう筆で仕上げていきます。興味津々で作業を見させていただいていると作家の城戸さんが「釜見てみますか?」とお声がけくださいました。お皿は基本的に2度焼きます。まず土を練り鋳型で形を決めそこから素焼きを700~800°cで。その後「釉薬」というガラス質の薬を表面に塗り今度は1200~1300°cで焼き上げます。そうすることで光沢が生まれ水を弾き汚れなどが付きづらくなります。またこの釉薬は焼き加減などで変化し鮮やかな発色をするものもあります。これが焼き物の醍醐味でもあるわけです。   ONEKILNには大きく分けて2つのコレクションがあります。1つはCALTIVATEシリーズこれは今ではなかなか見ることのなくなった地元の土だけを使って作るというアプローチで作られているものです。お皿の裏にはどこで土を採取したかを示す緯度と軽度が記されています。昔焼き物は家の近くの土を使うスタイルが主流だったらしいのですがいい土はなかなか取れなくなり今ではその土地のものだけを使って焼かれる陶芸家さんは少ないそうです。ややピンクがかった土は温かみがあり鹿児島の豊かな大地をストレートに感じることができます。僕が訪れた時にはちょうど掘ってきた土と水をブレンドし粘土のようにしれている最中のものを見せてくださいました。たくさんのバケツには自らトラックで運んだ土がパンパンに入っていたのが非常に印象的でした。 もう一つのコレクションが「ASH」シリーズです。こちらは火山灰を釉薬に混ぜ焼き上げたものです。先ほどお話ししたように火山灰は鹿児島の方々にとっては少々厄介な存在であり市内のゴミ捨て場には火山灰回収専用BOXが設置されるなどしれているほどです。洗濯物は噴火したら干せないですし、車のボンネットに灰が積もることもあるそうです。ただこの灰を城戸さんはどうにか使えないかと試行錯誤を重ね、絶妙な配合でブレンドすることで今の質感に辿り着いたそうです。ネガティブだったものをその性質を活かしながらプロダクトという形で昇華されている姿勢には尊敬しかありません。このASHは食洗機も電子レンジも使えて日々の食卓で大活躍してくれます。もちろん僕もASHシリーズのマグカップを毎日使っている1人なのですがこちらは素材がセラミックなので保温性に優れており朝コーヒーを飲むのにピッタリなんですよね。また使い込むことでマットなグレーの質感からだんだんと真鍮のような鈍いゴールドのような質感に変化していきます。城戸さんのアトリエにあったこのランプシェードもASHシリーズなのですが10年近く使われたものらしいです。ここまで僕も育てたい…と思いついつい購入してしまいました。城戸さんの作るモノは作家性とプロダクトのちょうど間のような雰囲気でしてデザインにエゴのようなものは無く、あくまで使いやすさ重視で無駄のないシンプルなデザイン。あえてデザインされていないことで素材の良さに自然に目が行き、その佇まいはやはりテーブルでも存在感を放ちます。今回はfeetsにはASHシリーズがメインで入荷いたしました。みんなで育てませんか?皆さんの育てたONEKILN見てみたいです。オンラインにも掲載済みです。こちらからコレクションをご覧いただけます。

forme / fm-111 Loafer good year

forme / fm-111 Loafer good year

こんにちは志村です。 僕が今回お薦めさせていただくのはformeのローファー。自分自身ここの革靴に出会うまでいくつものブランドのものを履いてきましたが履き心地、見た目の美しさ、汎用性どれを取っても最高だなと感じています。formeは浅草を拠点に構えるシューズブランド。浅草は靴を製作する工場が点在しており熟練の職人達と綿密にコミュニケーションを取り妥協のない細部まで拘られたモノづくりをしています。デザイナーの小島明洋がデザインだけでなく靴のベースとなる木型やパターンに至るまで全て行っているのもこのブランドの特徴。それによって日本人の足に合った美しいフォルム、そして優れた歩行性を実現しています。今回お話しさせていただくこちらのローファーはその歩行性と美しさを語る上では欠かせないアイテムです。踵が比較的小さい日本人にとってローファーのフィッティングは非常に難しいアイテムです。こちらに使用されている木型No.10は内外のウエストに適度な肉付けをすることで履いた時にトップラインが歪まずに足に沿ってくれるようになっており、足に吸い付くようなフィット感があり使い込むほどに自分の足に馴染んでいきます。ソールはグッドイヤー製法、ご存知の方も多いとは思われますがオールソール可能で長くご愛用していただけます。カジュアルからフォーマルまでカバーできるオールラウンドな一足。春先足元からアップグレードしてみてはいかがでしょうか? →forme / fm-111 Loafer good year

forme / fm-111 Loafer good year

こんにちは志村です。 僕が今回お薦めさせていただくのはformeのローファー。自分自身ここの革靴に出会うまでいくつものブランドのものを履いてきましたが履き心地、見た目の美しさ、汎用性どれを取っても最高だなと感じています。formeは浅草を拠点に構えるシューズブランド。浅草は靴を製作する工場が点在しており熟練の職人達と綿密にコミュニケーションを取り妥協のない細部まで拘られたモノづくりをしています。デザイナーの小島明洋がデザインだけでなく靴のベースとなる木型やパターンに至るまで全て行っているのもこのブランドの特徴。それによって日本人の足に合った美しいフォルム、そして優れた歩行性を実現しています。今回お話しさせていただくこちらのローファーはその歩行性と美しさを語る上では欠かせないアイテムです。踵が比較的小さい日本人にとってローファーのフィッティングは非常に難しいアイテムです。こちらに使用されている木型No.10は内外のウエストに適度な肉付けをすることで履いた時にトップラインが歪まずに足に沿ってくれるようになっており、足に吸い付くようなフィット感があり使い込むほどに自分の足に馴染んでいきます。ソールはグッドイヤー製法、ご存知の方も多いとは思われますがオールソール可能で長くご愛用していただけます。カジュアルからフォーマルまでカバーできるオールラウンドな一足。春先足元からアップグレードしてみてはいかがでしょうか? →forme / fm-111 Loafer good year

“MARIEJEANNE “

“MARIEJEANNE “

こんにちは志村です。 クリスマスまであと少しですね。皆様クリスマスプレゼントは買われましたか?誰かのためにもしくは自分のために。クリスマスってだけでわくわくして浮き足立つちゃいますよね。僕は先週クリスマスツリーを家に飾り一昨日からホームアローンを1から順番に観て準備万端です。 今日ご紹介させていただくのは“MARIEJEANNE “というフランスのフレグランスブランドです。feetsとして香水を扱わせていただくのは実は初めてで僕もいつか仕入れたいなーと考えていたんですが納得のいくものに出会えず…。そんな時に見つけてしまいました“MARIEJEANNE “老舗の老舗香料メーカー「ロベルテ」の5代目”ジョルジュ・モーベル”によって2017年にスタート。 実はこの”ロベルテ社”歴史がすごく長い会社で遡ると200年以上あります。元々は花と植物を扱う会社だったのですがそこから植物を使用した天然香料を生み出すノウハウを獲得し世界的な天然香料メーカーに成長しました。具体的に”天然香料”とはなんなのかそして”何が優れている”のか少しお話しさせていただきます。天然香料とは名前の通り自生している植物や花、ハーブなどから圧搾もしくは釜で精油成分を蒸発させ冷却することで液体化させ抽出しそれを用いて香りを作っていきます。 MARIE JEANNEにはこの天然香料が多く使用されており、香りの原料一つ一つに産地が記載されています。(例)・ローズマリー(フランス)・マンダリン(イタリア)・プチグレン(パラグアイ)・ペパーミント(フランス)実際に世界中に赴き植え付けから製品の完成に至るまで全て情報開示しています。ただ実際このやりこの方法は非常にコストのかかるもので例を挙げるとするとバラから一滴のオイルを抽出するのに50輪のバラを要するそうです。バラといえばマリーアントワネットが有名ですが彼女の時代にはバラのオイルは非常に高級品で金よりも価値が高かったそうです。 天然香料の魅力は天然香料ならではの香りの奥行きです。天然の香りというのは様々な分子の集まりによって構成されておりその要素が複雑に混じり合い生まれています。また天然香料には心身の不調を緩和してくれます。 鼻から吸収したアロマの芳香成分が自律神経やホルモンバランスを司る視床下部に直接働きかけることで、心身のバランスが整い、気持ちを落ち着かせたり身体機能を高める効果が期待できるそうです。 “MARIEJEANNE“は洗練されたパッケージデザインも魅力の一つです。木製のパッケージはプラスチックな不要なゴミを出さないように配慮されています。ガラスキャンドルは全て自社で生産しており職人のハンドメイドによって製作されています。クリスマスも近づいてきましたのでギフトにもおすすめですよ。   “MARIEJEANNE “ 南仏グラースにファクトリーを構え、天然香料で世界をリードする1850年創業の 老舗香料メーカー「ロベルテ」社の五代目が手掛けるフレグランスブランド「ロベルテ」社は、最高の香りを作るために、原料の選定から調香まで 全ての工程を自社で行い、伝統的な天然香料から、最新の抽出技術を使った香料まで高品質で洗練された唯一無二の フレグランスを製造することで知られています。  素材本来の香りのよさを大切にして調香された、軽やかで上質な フレグランスは ファーストフレグランスにもおすすめです。         

“MARIEJEANNE “

こんにちは志村です。 クリスマスまであと少しですね。皆様クリスマスプレゼントは買われましたか?誰かのためにもしくは自分のために。クリスマスってだけでわくわくして浮き足立つちゃいますよね。僕は先週クリスマスツリーを家に飾り一昨日からホームアローンを1から順番に観て準備万端です。 今日ご紹介させていただくのは“MARIEJEANNE “というフランスのフレグランスブランドです。feetsとして香水を扱わせていただくのは実は初めてで僕もいつか仕入れたいなーと考えていたんですが納得のいくものに出会えず…。そんな時に見つけてしまいました“MARIEJEANNE “老舗の老舗香料メーカー「ロベルテ」の5代目”ジョルジュ・モーベル”によって2017年にスタート。 実はこの”ロベルテ社”歴史がすごく長い会社で遡ると200年以上あります。元々は花と植物を扱う会社だったのですがそこから植物を使用した天然香料を生み出すノウハウを獲得し世界的な天然香料メーカーに成長しました。具体的に”天然香料”とはなんなのかそして”何が優れている”のか少しお話しさせていただきます。天然香料とは名前の通り自生している植物や花、ハーブなどから圧搾もしくは釜で精油成分を蒸発させ冷却することで液体化させ抽出しそれを用いて香りを作っていきます。 MARIE JEANNEにはこの天然香料が多く使用されており、香りの原料一つ一つに産地が記載されています。(例)・ローズマリー(フランス)・マンダリン(イタリア)・プチグレン(パラグアイ)・ペパーミント(フランス)実際に世界中に赴き植え付けから製品の完成に至るまで全て情報開示しています。ただ実際このやりこの方法は非常にコストのかかるもので例を挙げるとするとバラから一滴のオイルを抽出するのに50輪のバラを要するそうです。バラといえばマリーアントワネットが有名ですが彼女の時代にはバラのオイルは非常に高級品で金よりも価値が高かったそうです。 天然香料の魅力は天然香料ならではの香りの奥行きです。天然の香りというのは様々な分子の集まりによって構成されておりその要素が複雑に混じり合い生まれています。また天然香料には心身の不調を緩和してくれます。 鼻から吸収したアロマの芳香成分が自律神経やホルモンバランスを司る視床下部に直接働きかけることで、心身のバランスが整い、気持ちを落ち着かせたり身体機能を高める効果が期待できるそうです。 “MARIEJEANNE“は洗練されたパッケージデザインも魅力の一つです。木製のパッケージはプラスチックな不要なゴミを出さないように配慮されています。ガラスキャンドルは全て自社で生産しており職人のハンドメイドによって製作されています。クリスマスも近づいてきましたのでギフトにもおすすめですよ。   “MARIEJEANNE “ 南仏グラースにファクトリーを構え、天然香料で世界をリードする1850年創業の 老舗香料メーカー「ロベルテ」社の五代目が手掛けるフレグランスブランド「ロベルテ」社は、最高の香りを作るために、原料の選定から調香まで 全ての工程を自社で行い、伝統的な天然香料から、最新の抽出技術を使った香料まで高品質で洗練された唯一無二の フレグランスを製造することで知られています。  素材本来の香りのよさを大切にして調香された、軽やかで上質な フレグランスは ファーストフレグランスにもおすすめです。         

kearnyとセルロイド

kearnyとセルロイド

お久しぶりです。志村です。12月入って一気に寒くなってきましたね。この時期に外で飲むコーヒーとタバコは格別に美味しいですね。寒いんでアウターの話でもしようと思っていたのですがkearnyからスペシャルなアイウェアーが届いたのでこのタイミングでkearnyについてしっかりとお話しさせて頂こうと思い今書かせていただいてます。全部話すととんでもないボリュームになってしまいそなので今日はブランドの歴史とセルロイドに絞ってお話しさせていただければと思います。 [kearnyの歴史]kearnyは2012年に僕らのお店feetsのオーナーでもある熊谷富士喜がスタートさせたブランドになります。当時はまだfeetsはアメリカで買い付けた古着を扱っており熊谷も度々アメリカに渡っていました。その当時よく寝床としていたのがカルフォルニア州サンフランシスコにある「kearny street」のモーテルでした。ブランド名はここに由来しておりkearny streetはブロードウェイにも繋がるカルチャーの発信地でした。またこの道は70年代にレザーアイテム工房兼ショップなどが並んでいたそうで今でもその名残でジュエリーの工房兼ショップがあるそうです。熊谷は実は目が良いのですが幼少期からお兄さんの掛けていたメガネに憧れを持っていたそうで学生時代からメガネを度無しで掛けたり、メガネをコレクションしていたそうです。 そしてアメリカに古着の買い付けで行くようになると当然ビンテージの眼鏡に触れる機会がさらに増え昔のfeetsでは常にビンテージのメガネが置いてありました。そしてfeetsを運営しながら自分でもデザインをするようになりそこからKearnyの歴史がスタートします。 [セルロイド]ブランドがスタートしたkearnyはセルロイドというプラスチックを使ってアイテムをリリースします。このセルロイドを使用しているメガネは今現在世界的に見てかなり希少でアメリカやヨーロッパでは製造や輸入、輸出が禁止されています。なぜ禁止されているのか、その理由はセルロイドの持つ”可燃性”にあります。セルロイドは90℃の高温で溶け加工をすることができます。しかし極めて燃えやすく、170℃以上に達すると自然発火します。そのため保管や製造段階で工場の火事が発生するケースが多発し日本でも現在第5類危険物に指定されており20kg以上の所持には申請が必要になってきます。さらにセルロイドは加工する際にも他のプラスチックに比べ手間がかかります。まずセルロイドは生地を削り出すところから始まります。そこから手作業にて磨きを行います。セルロイドの磨きの作業は非常に高い技術が要求されるもので後継者問題に悩まされているそうです。実際目視では確認できないくらいではありますが微妙に一点一点サイズが異なります。日本は技術が高いので本当に微々たる差ですが海外のブランドは目でみて分かるくらいばらつきがあるものもあります。 逆に言えば一点モノの手作りの証でもあるので作家さんの器のように愛着を持って接していただけると思います。ここまでデメリットばかりお話ししていたんですがここまで大変な工程を踏んでまでこの素材を使いたくなる一番の理由はこの素材の持つ光沢感と透明感そして強度です。 眼鏡で使用されるセルロイドは3年間素材を寝かせたものを使用しており、強度が高く変形がほとんど見られません。また、植物由来から作られる素材ならではの独特の質感や光沢があります。使用することで失われる艶も、研磨をかけることで何度でも光沢を取り戻すことができるのもセルロイド製眼鏡の良さです。これは掛けていただくと分かるのですが肌に吸い付くような掛け心地も魅力です。 kearnyは今年で10周年を迎えました。そこで今シーズンは過去のアーカイブにモデルの復刻を行なっておりセルロイドを使ったノー芯のアイテムが豊富にご覧いただけます。 是非店頭にてお手に取ってみてください。

kearnyとセルロイド

お久しぶりです。志村です。12月入って一気に寒くなってきましたね。この時期に外で飲むコーヒーとタバコは格別に美味しいですね。寒いんでアウターの話でもしようと思っていたのですがkearnyからスペシャルなアイウェアーが届いたのでこのタイミングでkearnyについてしっかりとお話しさせて頂こうと思い今書かせていただいてます。全部話すととんでもないボリュームになってしまいそなので今日はブランドの歴史とセルロイドに絞ってお話しさせていただければと思います。 [kearnyの歴史]kearnyは2012年に僕らのお店feetsのオーナーでもある熊谷富士喜がスタートさせたブランドになります。当時はまだfeetsはアメリカで買い付けた古着を扱っており熊谷も度々アメリカに渡っていました。その当時よく寝床としていたのがカルフォルニア州サンフランシスコにある「kearny street」のモーテルでした。ブランド名はここに由来しておりkearny streetはブロードウェイにも繋がるカルチャーの発信地でした。またこの道は70年代にレザーアイテム工房兼ショップなどが並んでいたそうで今でもその名残でジュエリーの工房兼ショップがあるそうです。熊谷は実は目が良いのですが幼少期からお兄さんの掛けていたメガネに憧れを持っていたそうで学生時代からメガネを度無しで掛けたり、メガネをコレクションしていたそうです。 そしてアメリカに古着の買い付けで行くようになると当然ビンテージの眼鏡に触れる機会がさらに増え昔のfeetsでは常にビンテージのメガネが置いてありました。そしてfeetsを運営しながら自分でもデザインをするようになりそこからKearnyの歴史がスタートします。 [セルロイド]ブランドがスタートしたkearnyはセルロイドというプラスチックを使ってアイテムをリリースします。このセルロイドを使用しているメガネは今現在世界的に見てかなり希少でアメリカやヨーロッパでは製造や輸入、輸出が禁止されています。なぜ禁止されているのか、その理由はセルロイドの持つ”可燃性”にあります。セルロイドは90℃の高温で溶け加工をすることができます。しかし極めて燃えやすく、170℃以上に達すると自然発火します。そのため保管や製造段階で工場の火事が発生するケースが多発し日本でも現在第5類危険物に指定されており20kg以上の所持には申請が必要になってきます。さらにセルロイドは加工する際にも他のプラスチックに比べ手間がかかります。まずセルロイドは生地を削り出すところから始まります。そこから手作業にて磨きを行います。セルロイドの磨きの作業は非常に高い技術が要求されるもので後継者問題に悩まされているそうです。実際目視では確認できないくらいではありますが微妙に一点一点サイズが異なります。日本は技術が高いので本当に微々たる差ですが海外のブランドは目でみて分かるくらいばらつきがあるものもあります。 逆に言えば一点モノの手作りの証でもあるので作家さんの器のように愛着を持って接していただけると思います。ここまでデメリットばかりお話ししていたんですがここまで大変な工程を踏んでまでこの素材を使いたくなる一番の理由はこの素材の持つ光沢感と透明感そして強度です。 眼鏡で使用されるセルロイドは3年間素材を寝かせたものを使用しており、強度が高く変形がほとんど見られません。また、植物由来から作られる素材ならではの独特の質感や光沢があります。使用することで失われる艶も、研磨をかけることで何度でも光沢を取り戻すことができるのもセルロイド製眼鏡の良さです。これは掛けていただくと分かるのですが肌に吸い付くような掛け心地も魅力です。 kearnyは今年で10周年を迎えました。そこで今シーズンは過去のアーカイブにモデルの復刻を行なっておりセルロイドを使ったノー芯のアイテムが豊富にご覧いただけます。 是非店頭にてお手に取ってみてください。