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「用の美」における、現代的解釈
「用に即した美」=「モノが用途として成した時に、そのモノの本来の美しさが作用する」
「民藝」から生まれたこの考えは、デザイナー自身の生まれ育った環境である陶芸家系と結びつき、無意識的な価値観として“RIKU UMEHARA”を形成しています。
「衣服」と「陶芸」
衣服に民藝的な要素を「形/考え」ともに加えることで、「用に即した美」を体現し、それを普遍的かつ包括的に“RIKU UMEHARA”として解釈しています。
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26SSシーズンよりRIKU UMEHARAを新しくお取り扱いを開始します。
デザイナー梅原氏は、陶芸家の家庭に生まれ、民藝や日本の伝統文化に触れながら、そしてその魅力に引き込まれていきました。
彼の洋服作りからは、とても日本的な美意識を感じます。生地の風合い、あらゆる線の使い方、着用したときの心地よさ。
民藝に触れ、日本の伝統文化に触れ、成熟した感性は、ものづくりの精髄となっているのだろう、私はそう思うのです。
「用の美」という言葉は柳宗悦氏が主導した民藝運動において提唱された言葉。
『美への道には美術と工芸との二つがあるとした上で、工芸においては、「用のみが美を生む」』
民藝運動が起こった1926年、当時の日本は、急速に工業化が進み始めていた。そうした時代に手仕事の工芸品に着目し、鑑賞品としての美しさとは異なる、実用品としての美しさを伝えたのが柳宗悦でありました。
実用品を洋服に置き換えたとき、それはリアルクローズ(現実的な服、日常で着用できる服)に一種の美しさを見出すことと、共通した価値観であると考えられます。
洋服を通じて、「用の美」という言葉にアプローチする姿勢に私自身も惹かれました。
それでは、お取り扱いアイテムをご紹介していきましょう。
BASKET KNIT VEST
綿スラブ糸を使用したニットベスト。
綿スラブ糸の特性を生かし、立体的な織り柄が浮かび上がるような編み地となっています。
川や山脈など、自然が生み出すものを想起させる、そんな柄に見えてきます。
首元はボートネックの仕様。レイヤードのし易さと、抜けた印象を加えております。
綿100%のため、洗濯も可能。幅広いシーズンで着用可能です。
FLOWER VASE SHIRT
梅原氏にルーツのある知多半島で生産される、知多木綿を使用したシャツ。
通常は浴衣や手拭いとして使用される生地を使用しています。
透け感があり軽やかながら、格子状の織り柄が特徴的な生地。
お花のようなボタンも個人的に好きなポイント。
陶器のような立体感のあるボタンがアクセントに。
FLOWER VASE PANTS
絣織りを模して作成したジャガード生地を使用したパンツ。
大正から昭和にかけて、日本で主流だったスラックスから着想を得て製作。ベルトループの位置や、Vスリットなど、古き良きディテールを随所に採用している。(太さ絶妙です。)
ウエスト周りの生地の切り替えや、太ももの側面に配したポケットがアクセントに。
ジャガード織りの表情から、「和」の要素を感じます。

大量生産が主流の現代。
人の手を介した証として、ポケットの上部には十字の糸を残しております。

CERAMICS WALLET CHAIN TYPE-3, TYPE-4
TYPE-3
梅原氏のご出身地、常滑の伝統工芸である常滑焼(朱泥)を使用したウォレットチェーン。
実はこちらのアイテム、デザインチームの一員が全て手作業で制作しております。
レザーと常滑焼のコンビネーション。
民藝を纏う感覚が心地よく、柔らかく主張してくれます。
TYPE-4
常滑焼は、日本六古窯の一つであり、1000年近い歴史を持つ伝統工芸品です。
朱泥とは、常滑焼で使用される鉄分を多く含んだ粘土から作られる赤褐色の焼き物。主に煎茶道具の急須に用いられます。
お茶の渋みを吸収し、味をまろやかにする特性がある素材です。
「用に即した美」=「モノが用途として成した時に、そのモノの本来の美しさが作用する」
「用の美」を表現した"RIKU UMEHARA"のアイテムたち。
是非お手に取ってご覧くださいませ。
feets 小坂
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