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kearny "konide"
feetsの小坂です。
秋がもう目前に迫ってきました。
いろいろ楽しみな季節ですね。(洋服とか、洋服とか)
それ以外にもございます。
kearnyより2025AWコレクション "konide(コニーデ)"が入荷いたしました。
本コレクションは、セルロイド素材を使用したコレクションとなります。
これまでkearnyは、デザイナー熊谷富士喜が訪れた土地の地形や文化を眼鏡というプロダクトに変換したコレクションを展開してきました。
今回のコレクション "konide" は、名峰『富士山』、そして上毛三山の一角『赤城山』に着想を得たコレクションとなります。
標高3,776m を誇る富士山に対し、赤城山の標高は1,828mと約2倍の標高差があります。
そんな赤城山、実は興味深い説があるのです。
『昔、赤城山は富士山より高かった。』
富士山や赤城山のような長い裾野を持つ山のことを地学的には「成層火山」別名「コニーデ火山」と呼びます。
これは、1つの火口から何度も×2噴火が起こったことでできる山のことであり、火口から流れ出た溶岩や火山灰などが円錐状に積み重なることで長い裾野が形成されていきます。
これらのことから、赤城山も約50万年前は富士山のようにきれいな円錐状の山で、この頃の赤城山の標高が富士山より高かったのではないかと考えられているのです。
しかし大規模な噴火が何度も起こったため、赤城山の山頂部分は崩れてしまったのです。
またマグマが噴き出した通路は噴火が終わると冷え固まり空洞となります。この空洞が土の重さで陥没したことにより形成されるのが、「カルデラ」、そこに水が溜まったことによりできたのが現在の大沼・小沼であります。
あくまでも一説ではあるものの、かつての日本一、そして現日本一の山々に着眼したコレクションでもあるのです。
konide-1
フレーム縦幅を約3.7cmに設定し、富士山の標高3,776mを10万分の1スケールに変換している。
菱形とオーバルの中間のような独特なデザイン。
小ぶりなレンズながら、顔馴染みの良いフレームです。
ブリッジデザインにも注目していきましょう。
ブリッジの曲線、そして下部に見えてくる形...

見えましたでしょうか。
ブリッジ上部は赤城山の山並みをイメージしたライン。
ブリッジ下部は山ような稜線を想起させる山型フォルムを表現しております。
konide-2

フレーム縦幅を約5.0cmに設定し、かつての赤城山の標高と言われている5,000mを10万分の1スケールに変換している。

地球が赤道を軸にわずかに膨らむという特性をアウトラインに起用し、人工物には出せない自然な丸みを表現している。
曲線を多用し、流動的な印象をもたらします。
同じく、ブリッジ上部は赤城山の山並みをイメージしたライン。
ブリッジ下部は山ような稜線を想起させる山型フォルムを表現。
konide-3
ワイドなウェリントン型をシャープな線で表現している。ボリュームのあるフレームは、自然が生み出すアウトラインを映し出しています。
フレーム縦幅を約5.0cmに設定し、かつての赤城山の標高と言われている5,000mを10万分の1スケールに変換している。
同じく、ブリッジ上部は赤城山の山並みをイメージしたライン。
ブリッジ下部は山ような稜線を想起させる山型フォルムを表現。
テンプルのデザインも個人的に好きなポイントです。
セルロイド素材による生地の表情は、自然の荘厳さと荒々しさ、そしてその美しさを演出します。
生産ができない、今や絶滅危惧種とも言われる「セルロイド」。
その色艶の良さと、お顔に馴染む感覚を愉しんでくださいませ。
それでは。
feets 小坂
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