
ONEKILNのお話
こんにちはfeets志村です。
ONEKILNから待望の食器が届きました。
僕自身ONELKILNは大好きなブランドの一つで実際に鹿児島のアトリエまでお邪魔させていただきました。
その時のエピソードも交えながらお話しさせていただこうと思います。
僕が初めて訪れたのは3年前の秋でした。
鹿児島はモノづくりが盛んで木工、インテリア、陶器など多岐に渡り作家さんが鹿児島を拠点に活動されています。
僕の訪れた時期は丁度「ASH Design & Craft Fair」というイベントを鹿児島で開催されており、作家さんの工房を見学できたり、ものづくり体験ができたりと自分にとっては非常にワクワクする内容で、その中の一つにONEKILNさんが参加されてました。お店でONEKILNさんをお取り扱いさせていただいていたこともあり訪れたら必ず工房に行きたいと思っていました。

東京から飛行機で約2時間、生まれて初めての鹿児島でした。
10月頃でしたがまだ暖かくコートを着てきたのを少し後悔しながら早速レンタカーでONEKILNさんの工房へ向かいました。車で海沿いを進むと目の前に巨大な桜島が。街の人に伺ったところ丁度2日前に噴火したとのことで街には微粒な灰が漂っているとのことでした。
車を降り僕は一眼カメラを肩掛けして散歩していると見知らぬ女性に「カメラは中にしまわないと危ないよ」と教えていただきました。精密機器の中に灰が入り込んで故障してしまうことがあることを後で知りました。。
鹿児島の人からしたら観光客丸出しだったのかなと思い少し恥ずかしくなりました。
坂登っていくとONEKILNさんの工房が見えてきました。桜島と街が一望でき感動したのを覚えています。工房は僕が訪れた時は城戸さんを含めた3名で制作されていたと記憶しています。
工房には素焼きの状態のお皿がズラーっとならんでいました。職人の方がその素焼きの皿を一枚一枚釉薬に皿をザブんと一度潜らせてその後丁寧にムラがないよう筆で仕上げていきます。
興味津々で作業を見させていただいていると作家の城戸さんが「釜見てみますか?」とお声がけくださいました。
お皿は基本的に2度焼きます。まず土を練り鋳型で形を決めそこから素焼きを700~800°cで。
その後「釉薬」というガラス質の薬を表面に塗り今度は1200~1300°cで焼き上げます。そうすることで光沢が生まれ水を弾き汚れなどが付きづらくなります。
またこの釉薬は焼き加減などで変化し鮮やかな発色をするものもあります。これが焼き物の醍醐味でもあるわけです。