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今回のテーマはI’m old fashion 先シーズンから続く、アメリカ人最初の作曲家と言われたジャズソングライター、ジェローム・カーンが作曲した”I’m Old Fashioned”ジャズではスタンダードチューンとして数多くのアーティストにカバーされてきた名曲です この”I’m Old Fashioned”をカバーしていたサックス奏者Pepper adamsとピアニストのDave brubeckに準えたコレクションです。今回入荷してきたPepperとDaveについて詳しくお話しさせて頂こうと思います。まずはDaveからお話しさせていただこうと思います。Daveは先ほどもお話しさせていただいた通りピアニストのDave brubeckの当時掛それも彼が50年代に掛けていたものから着想を得たのがこちらのモデルになります。
ややブリッジは高め、フレーム上部がやや直線に近く50年代に流行していたウェリントン型を彷彿とさせます。ただ智と呼ばれるこの部分のディティールが 当時のアメリカのものを探してもなかなか見つからないディティールであり直接デザイナーに聞いてみました。
「今回のコレクションは人物にスポットライトを当てて製作したからもしかすると当時彼らが好んでヨーロッパの眼鏡をかけてた可能性はあるね。」
という回答でした。なるほど今の僕らに置き換えてみれば誰もが日本製を身につけているわけではない。当時もアメリカ人だからといってアメリカ製を身につけているということはないのだと思いました。 ビンテージのアイテムにスポットを当ててそれを復刻するのではなく人にスポットを当てることでその背景にあるストーリーに厚みが出る。 その人が当時どんなファッションに身を包みどんな趣味嗜好だったか一人の人間にスポットライトを当てることで想像をどこまでも掻き立てられよりモノに深みが生まれているように感じました。
そしてもうひと型がPepper。 この機会にPepper adamsのアルバムをひとしきり聴いてみました。彼はバリトンサックス奏者でありジャズ初心者の僕にとってはバリトンサックス?どれが彼のパートか聞き分けられるかな・・・。と不安になりながらもとりあえず再生。めちゃくちゃかっこいいじゃん。。バリトンサックス。彼は非常にパワフルなスタイルで有名だったそうで曲の中でも力強さが現れています。個人的にアルバムEncouter!のinoutが好きです。 そんな彼が60年代に掛けていた眼鏡がこのpepperの形。 DaveとPepperの形の違いは2つ。まず一つは智の部分。pepperの方がやや位置が高くdaveは低め。Pepperの方が上部の曲線がとしているので眉毛の代わりの役割を果たしてくれます。そのため印象はキリッと目元に力を与えてくれます。
次にブリッジ部分pepperが逆U字になっているのに対してdaveは直線気味です。ではそれによってどのような視覚効果が生まれるかと言いますと、ブリッジは逆U型だと鼻筋が通った印象を与えることができます。これだけ聞くとなんだじゃあpepperの方が良いじゃんと思う方もいらっしゃるかも知れませんが違います。
例えば目の印象を柔らかくしたい思われているかたがdaveを掛ければ目の印象を和らげてくれますし、僕みたいに鼻が大きいのがコンプレックスの方は鼻の存在感を無くしてくれます。 眼鏡の形とそれによる顔の印象みたいな所は気にされる方も多いと思いますのでこれからまた新作が入るタイミングでご紹介させていただこうと思います。
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