まどかの予習服習 -スペイン産メリノウール編-
初めまして、feetsのまどかです!
今年の夏から新しく、feetsの一員として加わらせていただきました!
が、なんとアパレル未経験。色んなご縁があり、未経験なのにも関わらずfeetsへ。
今も先輩方の力を借りながら修行中です、ありがたい、、
そんな新米店員まどかが、feetsで勉強したこと、まどかなりに噛み砕いて、
一緒に"服習"しよう!という、ブログです。
成長記録みたいなものですね。温かい目でお願いいたします、、、
記念すべき初回は”スペイン産メリノウール”です。
ウールは歴史がめちゃくちゃ長い。1000年以上の歴史があるそう。
昔の話からすると、メリノウールの生まれは12世紀の大スペイン帝国!
ウールの歴史が始まり、スペインで飼育されたメリノ羊から出来たウールは国で、高く称賛!
今は聞き馴染みのあるウールが、その時代では庶民の手には届かない、憧れのものだったそうです。
今の時代では想像つかないですね、、
そこからアメリカやオーストラリア等に行き渡り、現在はオーストラリアでの飼育が主流に。
オーストラリアでは“放牧”という牧畜の方式が採用されています。
一方で、スペインでは、“移牧(いぼく)”という方法がとられています。
牧畜にも、色んな種類がありますね。
移牧というとふわっと想像が出来るのですが、実際に内容を知ると驚きでした。
基本的に、“移牧”は、名の通り、移動して育てる。
なんで移動するのか、簡潔にいうと、エサを求めて移動してる。
暑い時期は、山へ。寒い時期は、南下して温暖な南の牧草地へと移動します。
人工的な肥料などで育てられた草木を羊の食糧にするのではなく、自然の力で育った草木を食糧として育てるために、
移牧という、過酷なやり方で飼育しているみたいです。
他の牧畜のやり方と比べると、羊にとっても人にとっても過酷に見えますよね。
実際の移動距離は200〜500km。
どれくらいかというと、東京から大阪の距離。
新幹線でも3時間かかりますよ。
本来なら放牧や遊牧でいいところを、自然のもので育てよう!
そういう理由をもとに、移牧というやり方をしているんだなと。
世界的に放牧が主流になってきている、、なのに、移牧というやり方が長年続いている。
現在では、冬到来の前に、「移牧」の文化の周知と保護のため、スペインの首都、マドリードで「移牧祭り」が行われています。
どんなお祭りなのか、全く見当もつかない、、、
移牧祭りの様子はこちらのYouTubeの動画でご覧ください。
スペイン首都中心部を羊の群れが大行進、2年ぶりの「移牧祭り」
動画を見てみると、あの有名なマドリードの街並みに、大量の羊と、それを見に来た観光客。
街には羊と人のみ!という感じで、溢れ返っている、とてもシュールな絵で面白いです。
しかも、めちゃくちゃ楽しんでいる人がたくさん!!
本来、移牧ではなくていいからこそ、移牧というやり方がなくならないために、街で、このようにお祭りにして守っている、素敵です。
たくさん移動し、自然に育った草木を沢山食べ、逞しく育ったスペインの羊。
そんなスペインの羊からできたウールは、ハリ感や弾力があり、着心地も変わってきます。
そんなスペイン産のウール、
feetsでは、stein ドライバーズニットで使用されています!!
stein / OVERSIZED DRIVERS KNIT ZIP JACKET "BLACK"
stein / OVERSIZED DRIVERS KNIT ZIP VEST "BLACK"
知識を入れた上で、着用してみたり、他のものと比べてみたりするとやっぱり何か、見え方が変わります。
また、steinではオーストラリア産のメリノウールを使用しているものもあります。
スペインと育て方が違う「オーストラリアで育った羊」とはまた、毛質が変わるようです。
次は、オーストラリアのメリノウールについて学んだことを、記録します!!
次回もお楽しみに!
feets まどか